iiojisan’s blog

おすすめの読みやすい本を紹介します。

【感想】アウトプット大全

精神科医兼ベストセラー作家という、

スーパーマンのような樺沢紫苑氏が、

自分が色んな役割をこなせているのは

アウトプットがすごいからだよーと

教えてくれている本。

 

この本のすごいところは、まず、分厚い。

分厚いのにとっても読みやすい。

しかも、カラーでイラスト入りなので

ラグジュアリーな気分になれる。

極め付けは、その表紙である。

なんとOUTPUTの部分がピカピカしている。

なんかうっとりしちゃう。

読み終わったら、光に当てて

ピカピカさせるという活用方法もありだろう。

 

そして肝心の内容であるが、実践的で、

読んだ瞬間から試せるようなことばかりだ。

特に目から鱗が落ちたのは、

「本を100冊読んでも、アウトプットがなければ意味がない」

という箇所だ。やばい。私はこのブログ以外

ほぼアウトプットをしていない。

焦りながら読み進めると、なんとアウトプットしなければ

次のインプットをしてはいけないと

書いてあるではないか!!

 

そういった次第で、そそくさとこの記事を

書いたというわけだ。

 

これ以上内容について言及すると、

ネタバレになってしまうので言わないで

おくが、本書は非常に実践的なアウトプットの

教科書、否、バイブル的な本であった。

 

手元に置いて忘れかけたらまたパラパラ読もうと思う。

 

 

【感想】珍夜特急1ーインド・パキスタンー

打ち間違いではない。

言わずと知れた名作、「深夜特急」ではなく、「珍夜特急」だ。

 

22歳の主人公が、インドのカルカッタからポルトガルのロカ岬(ユーラシア大陸最西端)までバイク旅をする物語である。

なんともパクリっぽい。大丈夫なのか、これ。

 

タイトル的に、もしかしたら下ネタ中心なのではと、恐る恐る読んでみたが、

期待を裏切りまともな紀行文である。

深夜特急よりも若干ユーモアが多めで、少し軽い感じを想像してほしい。

 

英語もしゃべれない大学生が、2度目の海外でいきなり一人でインドに行き、

案の定様々なトラブルに巻き込まれる。

そこから色々なことを感じ取り、学び、成長していく姿に引き込まれる。

 

主人公は常に素直に反省し、素直に喜び、素直に人の意見を聞く。

傲慢さが微塵もない、普通の若者がユーラシア大陸をバイクで

横断しようとしているギャップがいいのかもしれない。

 

深夜特急が好きな人は、9割方好きだと思うので、気になった方は

ぜひkindleをcheck it outしてみてほしい。

珍夜特急1―インド・パキスタン―

珍夜特急1―インド・パキスタン―

 

 

 

【感想】バッタを倒しにアフリカへ

  衝撃的な表紙のこの本。(下記参照)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

写真はもちろん著者である。

昆虫学者の著者が、サバクトビバッタの生態を観察するため、

はるばるアフリカのモーリタニアまで行って研究をした軌跡が綴られている。

・・・というと、物好きじゃないと楽しめなさそうだが、

実はとても面白い。笑ってしまう面白さと、興味深い面白さを兼ね備えている。

 

また、著者のポジティブさ、試練を乗り越える力に勇気づけられるし、

行動力や社交性、トライアンドエラーを繰り返して正解に近づいていく

様子は、ビジネスパーソンや学生にとっていいお手本となるはずだ。

 

サバクトビバッタがどうしても見たくないという方や、

サバクトビバッタのことなど考えたくもないという方、

サバクトビバッタに関するもの全てが嫌いという方以外にはおすすめの一冊。

【感想】運命の恋をかなえるスタンダール

 水野敬也先生の名作のひとつ。

恋愛論」で知られるスタンダールがある日突然本の中から出てきて、

恋愛経験0の主人公(30代女性)に、恋愛のアドバイスをする

という内容になっている。

 

 「夢をかなえるゾウ」シリーズが好きな人なら、99.9%好きだと思う。

この本のおすすめポイントは3つある。

①普通に笑う。面白い。

 電車の中で読むと笑いをこらえなければいけない可能性が高い。

②勉強になる。

 私はそもそもスタンダールを知らなかったので、

 教養が身についた感じがして嬉しかった。

③次の恋がうまくいく予感がする。

 多分、イケる。

 

しかも泣ける。(しまった、4つあった。)

恋愛のテクニックを学びたい人だけでなく、学ぶ必要がない幸せな人でも

とても楽しめる一冊なので、気になった方はぜひ読んでみてほしい。

運命の恋をかなえるスタンダール

運命の恋をかなえるスタンダール

 

 

デザイン思考とは何か、説明できますか?

■【感想】HELLO, DESIGN 日本人とデザイン

 みなさんは、「デザイン思考」とは何か、説明できますか?

 

 この本を読む前は、洗練されたものとか、バリアフリーなものとか、そういったことをデザインするときの思考法のことかなと思っていた。

 結果、あながち間違いではなかった。

 

 この本を読んで、「デザイン思考=人の行動や気持ちをよく観察して、デザインすること」という認識に変わった。

 日本は欧米に比べてデザイン思考が浸透していないという印象があるが、日本独特の細やかなサービスやおもてなしの心は、実はデザイン思考そのものだったのだ。

 

 せっかく何百年というデザイン思考の歴史があるにもかかわらず、実際にビジネスに活かしきれていないのが現状。

 そこで日本におけるデザイン思考の先駆者である著者が、日本人にもっとデザイン思考を浸透させたいと思って出版したのが本書だ(たぶん)。

 

 また、インサイトや優れた問いを立てるということにもつながってくる内容だった。

こちらの本と一緒に読むともっと理解が深まるのではないだろうか(たぶんね)。

 

 ●「欲しい」の本質 人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方

books.rakuten.co.jp

 ●0→1の発想を生み出す「問いかけ」の力

books.rakuten.co.jp

 

 別の本のリンクを貼ったはいいものの、肝心の紹介した本のリンクを貼るタイミングを逃してしまった。とりあえず、最後に貼ってみる。

 ●HELLO, DESIGN 日本人とデザイン

books.rakuten.co.jp

 

 文字の量も多すぎず、少なすぎず、内容も良かった。

何より、カバーがかっこいいので、おしゃれなカフェで読んでいたら「あの人…デキる!」と思われること間違いなし。