【感想】珍夜特急1ーインド・パキスタンー
打ち間違いではない。
言わずと知れた名作、「深夜特急」ではなく、「珍夜特急」だ。
22歳の主人公が、インドのカルカッタからポルトガルのロカ岬(ユーラシア大陸最西端)までバイク旅をする物語である。
なんともパクリっぽい。大丈夫なのか、これ。
タイトル的に、もしかしたら下ネタ中心なのではと、恐る恐る読んでみたが、
期待を裏切りまともな紀行文である。
深夜特急よりも若干ユーモアが多めで、少し軽い感じを想像してほしい。
英語もしゃべれない大学生が、2度目の海外でいきなり一人でインドに行き、
案の定様々なトラブルに巻き込まれる。
そこから色々なことを感じ取り、学び、成長していく姿に引き込まれる。
主人公は常に素直に反省し、素直に喜び、素直に人の意見を聞く。
横断しようとしているギャップがいいのかもしれない。
深夜特急が好きな人は、9割方好きだと思うので、気になった方は
ぜひkindleをcheck it outしてみてほしい。